主な農耕地上製のリン酸吸収係数に対する交換性イオンの影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Exchangeable Cations on the Phosphate Sorption Coefficient of the Cultivated Soils
- 主な農耕地土壌のリン酸吸収係数に対する交換性イオンの影響
- オモナ ノウコウチ ドジョウ ノ リンサン キュウシュウ ケイスウ ニ タイス
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抄録
一般農耕地土壌のリン酸吸収係数に交換性Ca^<2+>、Mg^<2+>などの交換性イオンがどの程度影響するかについて検討した。土壌試料はわが国22道県から収集した灰色低地土、グライ土、黒ボク土、黄色土など119点で活性アルミニウム、鉄の含量と鉄の活性度によって、第1群(Al_o+Fe_o/2<1.5かつFe_o/Fe_d≧0.3)、57点;第2群(Al_o+Fe_o/2<1.5かつFe_o/Fe_d<0.3)、28点;第3群(Al_o+Fe_o/2≧1.5)、34点に区分した。1)第1、2、3群の土壌のリン酸吸収係数に対する交換性Ca^<2+>+Mg^<2+>+Al^<3+>による影響はそれぞれ平均36.4、18.2、-0.5%(それぞれ、最大77.5、67.2、28.9%)であった。これらを交換性Ca^<2+>、Mg^<2+>、Al^<3+>のモル比で配分すると第1群試料では24.3、8.4、3.6%、第2群試料では6.0、2.1、10.1%、第3群試料では0.0、-0.2、-0.3%であった。2)第2群の土壌ではリン酸吸収係数測定時に交換性Al^<3+>がリン酸イオンとモル比約1 : 1の沈澱を形成した。3)第3群の土壌ではDCPD、MAPHは沈澱しにくかった。4)正リン酸法によるリン酸吸収係数、BLAKEMORE法によるリン保持量では測定時のpHが低いのでDCPD、MAPHの生成による影響が小さかった。5)地力保全基本断面調査のコンパクトデータベースを用いて主な農耕地土壌のリン酸吸収係数と交換性Ca^<2+>、Mg^<2+>との関係を調べたところ、グライ土、灰色低地土、褐色低地土、黄色土、褐色森林土などではこれらの間に有意な相関が認められたが、黒ボク土では相関が認められなかった。
収録刊行物
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- 日本土壌肥料学雑誌
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日本土壌肥料学雑誌 63 (5), 559-565, 1992
一般社団法人 日本土壌肥料学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206555966720
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- NII論文ID
- 110001747893
- 10004976907
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- NII書誌ID
- AN00195767
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- ISSN
- 24240583
- 00290610
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- NDL書誌ID
- 3799619
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可