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- 花田 勝美
- 九州大学農学部附属農場
書誌事項
- タイトル別名
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- Studies of Nitrogen Nutrition for Muskmelon (II) : The Influence of the Form of Nitrogen and the Concentration of Phosphorus Supplied upon the Growth of Melon
- 温室メロンの窒素栄養に関する研究-2-窒素の給源と燐の供給濃度
- オンシツ メロン ノ チッソ エイヨウ ニカンスルケンキュウ 2 チッソ ノ
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抄録
本研究は温室メロンのN栄養に関する研究の第2報として,Pの供給濃度の増大がメロンの生育と2つのN形態,NH_4-NとNO_3-Nの吸収および同化におよぼす影響を明らかにするため実験を行つた.その結果は次のように要約できる.(1)AP系列におけるPの供給濃度の増大はメロン体内の代謝活性を幾分高め,生育量を増加させた.しかしPの供給濃度を100ppmに高めてもAP系列の生育量はNP系列のものにはるかにおよばなかつた.(2)AP系列のK,Ca,Mgの含量と吸収量がNP系列のものに比べ著しく低い値を示し,そのため総塩基の含量と吸収量がAP系列ではNP系列の約1/2の低い値であつた.このことはAP系列メロンがNH_4^+を吸収したことを意味すると同時に,無機養分の吸収がPの供給濃度より,Nの供給形態に強く影響されることを示している.(3)AP_0区以外のAP系列は水溶性有機態NおよびそのT-Nに対する比率がNP系列に比べて高く,逆に不溶性有機態NのT-Nに対する比率は低いことから,AP系列は蛋白質の合成に何等かの支障があつたと推測される.このことはP濃度を高あても完全には解消しなかつた.(4)同様のことは炭水化物の代謝の面からも明らかで,AP系列における各糖と粗澱粉含量が高いことは,体内代謝が停滞していることおよび糖代謝においてもPの供給濃度を高あてもNH4+による生育の阻害を消去することができないことを示している.(5)遊離アミノ酸とアマイドの分析結果から,無P区ではグルタミン酸が異常に蓄積した.このことはアミノ基転移反応の補酵素であるピリドキサールPおよびグルタミン合成に関与するATPなどのP化合物がP欠乏により,その供給能を低下したためと推測される.
収録刊行物
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- 九州大學農學部學藝雜誌
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九州大學農學部學藝雜誌 34 (3/4), 133-141, 1980-07
九州大學農學部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649767945728
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- NII論文ID
- 110001792917
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- NII書誌ID
- AN0005519X
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- ISSN
- 03686264
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- DOI
- 10.15017/23301
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- HANDLE
- 2324/23301
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- NDL書誌ID
- 2185849
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles