ハスの葉身中央部における開口構造の形態と機能
書誌事項
- タイトル別名
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- Morphology and Function of Apparatus Found on the Surface of Central Plate of Leaf Blade in Nelumbo nucifera
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抄録
ハスのような湿生植物では, 嫌気的条件下にある根や地下茎に酸素を供給するために, 発達した通気システムをもち, 成長や繁殖を維持している.ハスにおける通気システムを支える機能面として, 地上部から地下部に酸素を供給するガス移動メカニズムであるThermo-Osmosisによる加圧作用が知られている.この加圧作用は, Knudsen効果と呼ばれる物理現象で説明される.Knudsen効果とは, 半透性の隔壁をはさんだガスに温度差がある場合に, 温度の低いガスが隔壁を通じて高い温度のガスの側に移動する現象である.Knudsen効果による加圧作用が生じる場所は, 葉身内部の1μm以下の細胞間隙の隔壁部分ではないかと指摘されている.このように, 仮にハスの通気組織系においてガスが吸収される組織が葉身にあるとした場合, 構造面から考えて, 一方ではガスを排出する組織が存在することになる.そのガスの排出組織は, ハスでは, 葉身中央部のいわゆる「ヘソ」という部分ではないかと考えられている.しかし, その葉身中央部の形態についての詳しい報告はいまだなされていない.そこでこの部分における開口部の有無やその形態について, 走査電子顕微鏡を用いて予備的に観察した.
収録刊行物
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- 日本作物学会東海支部会報
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日本作物学会東海支部会報 19-21, 1998-12-10
日本作物学会東海支部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1543950420091248896
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- NII論文ID
- 110001796286
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- NII書誌ID
- AN10294131
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDL-Digital
- CiNii Articles