口腔領域におけるセンチネルリンパ節理論の検証

• 根岸 明秀

  群馬大学大学院医学系研究科顎口腔科学

• 中曽根 良樹

  群馬大学大学院医学系研究科顎口腔科学

• 宮久保 満之

  群馬大学大学院医学系研究科顎口腔科学

• 山口 徹

  群馬大学大学院医学系研究科顎口腔科学

• 織内 昇

  群馬大学大学院医学系研究科画像核医学

• 遠藤 啓吾

  群馬大学大学院医学系研究科画像核医学

• 中島 孝

  群馬大学大学院医学系研究科応用腫瘍病理学

• 茂木 健司

  群馬大学大学院医学系研究科顎口腔科学

書誌事項

タイトル別名

• Clinical Studies on the Concept of the Sentinel Lymph Node in the Oral Region with Squamous Cell Carcimoma
• コウクウ リョウイキ ニ オケル センチネルリンパ セツリロン ノ ケンショウ

抄録

【背景と目的】 癌の外科療法の際, センチネルリンパ節を検討することによる縮小手術が望まれている. そこで, 口腔癌においてもセンチネルリンパ節理論が適応できるかを検証した. 【対象と方法】 2002年4月から2003年7月に, 群馬大学歯科口腔外科・歯科で治療した口腔扁平上皮癌症例7例を対象とした. ^99mTc標識フチン酸をトレーサーとし, 術前リンパ節シンチグラフィーおよび術中ナビゲーションによるセンチネルリンパ節の同定, 頸部郭清材料から得られたリンパ節の病理組織学的および核医学的検討を行った. 【結果】 7例全例で顎下リンパ節, うち3例は頸部リンパ節もセンチネルリンパ節と同定された. 3例でセンチネルリンパ節は転移陽性であり, うち1例は下流のリンパ節にも転移を認め, 別の1例では郭清範囲より下流に後発転移を生じた. 【結語】 本法によるセンチネルリンパ節の検出は可能であり, 口腔癌においてもセンチネルリンパ節理論が成り立つことが示唆された.

収録刊行物

• 北関東医学

  北関東医学 55 (2), 91-96, 2005

  北関東医学会

キーワード

• 口腔癌
• センチネルリンパ節
• リンパ節シンチグラフィー
• 術中ナビゲーション

詳細情報

• CRID: 1390282681317030784
• NII論文ID: 110001801375
• NII書誌ID: AN10585677
• DOI: 10.2974/kmj.55.91
• ISSN: 18811191
• ISSN: 13432826
• HANDLE: 10087/4463
• NDL書誌ID: 7370585
• Web Site: https://gunma-u.repo.nii.ac.jp/records/5248
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/7370585
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7370585
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2006162890
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可