Prunus属の種間交雑に関する研究 : I.交配親和性について Studies on Interspecific Crossing in Prunus spp. : I. Cross Compatibility.

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抄録

1969年より農林省果樹試験場(平塚市)において,Prunus属果樹の類縁関係を調べるとともに品種および台木の育種に役立つ基礎資料を得るため,スモモ亜属を中心に種間交雑を行い交配親和性を調査した。 1) ウメとアンズは植物学的にきわめて近縁であり,一般にいずれを母樹に選んでも相互によく交雑した。しかし,ヨーロッパ系アンズとウメは交配親和性が低かった。 2)スモモにウメあるいはアンズの花粉を交配した場合,かなり高い結実割合が得られた。スモモはウメおよびアンズとかなり近縁であると考えられる。 3) スモモにモモの花粉を交配した場合,スモモ亜属の花粉よりは劣ったが,ある程度結実することが認められた。スモモに中国オウトウとソメイヨシノを交配した場合はほとんど結実せず,交配親和性は認められなかった。 4)得られた結果は雑種個体の育成に役立つばかりでなく,核果類品種の結実安定をはかるための受粉の問題にも示唆を与える。

Interspecific crossing in Pruleus spp. was investigated to obtain basic data for stone fruits breeding. Interspecific cross pollinations of mume (P. mume) Xapricot (P. armeniaca), apricotX mume, plum (P. salicina) with mume and apricot, resulted in as high a percentage of fruit set as any intervarietal cross pollinations, and hence, proved to be closely related phylogenetically. Furthermore, in the crosses of plum with peach (P,persica) and cherries (P. pauciflora and P, yedoelesis), plum was found to be slightly compatible with peach and incompatible with cherries. The utilization of inter-specific hybrids was discussed.

収録刊行物

  • 育種學雜誌

    育種學雜誌 25(1), 17-23, 1975-02-28

    日本育種学会

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110001812269
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00013906
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    雑誌論文
  • ISSN
    05363683
  • NDL 記事登録ID
    1585405
  • NDL 刊行物分類
    RB47(農産--園芸作物および栽培--果樹)
  • NDL 雑誌分類
    ZR6(科学技術--農林水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-238
  • データ提供元
    CJP引用  NDL  NII-ELS 
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