関東地方の降雪にかかわる気温急降下 - 1999年2月11日の事例解析 -  [in Japanese] Rapid Descent of Temperature related to the Snowfall in the Kanto Region - An Analysis of the Case observed on 11 February 1999 -  [in Japanese]

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Abstract

関東地方の降雪は南岸低気圧によって起こることが多い.このとき, 気温の急降下をともなうために, 思わぬ雪となることがしばしばある.1999年2月11日の事例についてこの気温急降下の仕組みを調べた.この事例では, 気温の急降下は総観的寒気移流によってもたらされたものではなかった.地域によっては, 寒気移流が気温降下に無関係だったわけではないが, 降水相を雪とするほどの急激な気温降下をもたらした寒気移流は局地的なものであった.その寒気はもとからあったものではなく, 上空からの降水粒子の蒸発によって短時間の間に形成されたものであった.降水粒子の蒸発によって急激に冷却された地域には局地高気圧が形成され, 地上風は弱かった.このような気温の急降下が起こるための条件となったのは, 温暖前線面の下に乾燥した寒気塊が滞留していたことである.上空からの降水粒子がこの気層中で蒸発して, この気層を急冷却したことが気温の急降下をもたらしたのである.

Journal

  • 天気

    天気 48(11), 811-822, 2001-11-30

    日本気象学会

References:  11

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110001814346
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00151568
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    ART
  • ISSN
    05460921
  • NDL Article ID
    5996659
  • NDL Source Classification
    ZM43(科学技術--地球科学--気象)
  • NDL Call No.
    Z15-35
  • Data Source
    CJP  NDL  NII-ELS  NDL-Digital 
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