歩行不能な脳卒中片麻痺患者による足漕ぎ車椅子駆動と麻痺側下肢の筋電図変化

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抄録

Brunnstrom stageがIあるいはIIで,歩行不能な脳卒中片麻痺患者5例を対象に,足漕ぎ車椅子駆動時の下肢筋電図変化を検討した.13mの直線走行路をできるだけ速く漕ぐよう指示し,両側の大臀筋,内側広筋,大腿直筋,内側ハム,前頸骨筋,ヒラメ筋から,駆動中の表面筋電図を記録した.全例足漕ぎ車椅子の駆動は可能であり,最大駆動速度の平均は,49.5m/minであった.いずれの患者でも,共同的な下肢屈曲,伸展では麻痺側下肢から明らかな筋電図が記録されなかったが,駆動中には麻痺側からの筋電図記録が可能であっ

収録刊行物

  • リハ医学

    リハ医学 42 79-80, 2005

    社団法人日本リハビリテーション医学会

被引用文献 (1)*注記

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