情報文化としての広告

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  • On advertisment as the Information-Culture Society

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抄録

ボードリヤールは「消費社会の神話と構造」において,商品(モノ)は記号であり,人はそのイメーシを消費しているに過ぎないと主張した。仮に,商品(モノ)そのものより,イメージが消費に関係しているとするなら,商品イメージの説明に莫大な時間と金を投じて制作される広告やコマーシャル,すなわち,広告媒体がマーケティングで果たす役割は想像以上のものとなるはずである。しかも,情報化社会の到来は,私たちに次世代の広告の可能性や方向性を示すと共に,新たなマーケティングの在り方を提言してくれるに違いない。本研究では,広告とマーケティングの関係を踏まえた上で,深層心理学的な見地から,今や人の無意識を反映し,自己実現の道具とも化している商品と,これを促進し,欲望の刺激を試み続ける情報としての広告について分析を試みた。

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参考文献 (14)*注記

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