精神遅滞児の単純反応時間, 選択反応時間の分析

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タイトル別名
  • AN ANALYSIS OF SIMPLE REACTION TIMES AND CHOICE REACTION TIMES FOR MENTALLY RETARDED CHILDREN
  • セイシン チタイジ ノ タンジュン ハンノウ ジカン , センタク ハンノウ

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抄録

本研究では, MAマッチされた精神遅滞児 (MR児) と普通児 (N児) を対象として, 彼らのSRT, CRTを分析した。<BR>その結果, 次のことが明らかになった。<BR>SRT事態ではMR群とN群との問に大きなRT差が示されたが, CRT事態では有意なRT差が認められなかった。SRTレベルが同一であるMR-C群とN群との間でもCRTの差が認められなかった。MA5-8歳レベルN児は, 高次の心理的操作の要求されるCRT事態でも, MR児と同じ反応とすることが明らかになった。そこで, N児は, MA7-8歳で何らかの心理活動の転換を迎えることが推測された。

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