中学生の学校生活スキルに関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a Junior High School Student Form
  • 中学生の学校生活スキルに関する研究--学校生活スキル尺度(中学生版)の開発
  • チュウガクセイ ノ ガッコウ セイカツ スキル ニ カンスル ケンキュウ ガッコウ セイカツ スキル シャクド チュウガクセイバン ノ カイハツ
  • School-life skills scale: Development of a junior high school student form
  • School-Life Skills Scale
  • 学校生活スキル尺度 (中学生版) の開発

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抄録

本研究の目的は, 学校心理学の援助領域である学習面, 心理・社会面, 進路面, 健康面という枠組みを用い, 中学生が学校生活を送る上で出会う発達課題・教育課題の解決を促進するスキル似下, 学校生活スキル) の個人差を測定するための尺度を作成することである。Darden他 (1996) によって作成されたLSDS-Bのライフスキルの項目, 教師17名を対象とした半構造的面接, 中学生108名を対象とした自由記述調査から学校生活スキル項目を収集し, 内容的妥当性の検討および予備調査を行い尺度に採用する項目を選定した。収集・選定された項目を基に, 中学生809名を対象に調査を実施した。その結果, 54項目からなる学校生活スキル尺度 (中学生版) が作成された。因子分析の結果, この尺度は自己学習スキル, 進路決定スキル, 集団活動スキル, 健康維持スキル, 同輩とのコミュニケーションスキルの5つの下位尺度から構成されていることが示された。次にこの尺度の信頼性・妥当性の検討を行ったところ, 各下位尺度においてある程度の信頼性と妥当性が確認された。

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