生体系におけるソリトン Solitons in Biological Systems

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抄録

筋収縮の分子機構を説明するため提案された α-へリックスにおけるダヴィドフ (Davydov) ソリトンについて, その内容と問題点を解説し, この理論の難点を救うものとして, α-ヘリックスの中に戸田格子ソリトンを導入し, 筋収縮の動的過程に合理的な推論を与え, 非線形波動方程式の初期値問題と関連して, 理論のパラメターを決定し, 分子に発生する張力や収縮率を表わすソリトンの振幅に数値的評価を与える. 一方, DNA の開いた構造に理論的説明を与えるため DNA 2重らせんの塩基がヘリックス軸に垂直な水平面内で回転するという単純化したモデル系について幾つかの興味あるサイン・ゴードン (Sine-Gordon) ソリトンのモードが見出されることを示し, DNA 中の平均のソリトン数密度を温度の関数として評価し, 実験結果との比較を行う.

収録刊行物

  • 日本物理学会誌

    日本物理学会誌 39(11), p809-817, 1984-11

    一般社団法人日本物理学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110002075373
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00196952
  • 本文言語コード
    JPN
  • ISSN
    00290181
  • NDL 記事登録ID
    3009537
  • NDL 刊行物分類
    RA11(生理・生化学・生物物理)
  • NDL 雑誌分類
    ZM35(科学技術--物理学)
  • NDL 請求記号
    Z15-13
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS 
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