4次元N=2超対称ゲージ理論の解法

書誌事項

タイトル別名
  • Exact Results in N=2 Supersymmetric Gauge Theories in Four Dimensions.
  • 4ジゲン N 2 チョウ タイショウ ゲージ リロン ノ カイホウ

この論文をさがす

抄録

1994年の暑い夏の最中, 素粒子理論の分野でひとつの「事件」が起きた. コンピュータ・ネットワークを通して毎日眺める新版プレプリント情報に掲載された Seiberg Rutgers 大) と Witten (Princeton 高等研) の共著による2本の論文が原因である. 彼らは, 4次元 (時空(1+3)-次元) の N=2 超対称非可換ゲージ理論の真空構造に関する近似なしの厳密な結果を得たというのである. これが素粒子理論研究者の間で大きな反響を巻き起こした. また, その評判は分野を越えて広まっているようで, 米国では新聞紙上をも振るまわしたとのことである. そこで, この解説ではSeiberg-Wittenの仕事の成果とその意義をまとめてみる.

収録刊行物

  • 日本物理学会誌

    日本物理学会誌 51 (3), 197-203, 1996

    一般社団法人 日本物理学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (20)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ