日本産イワナ属魚類に関する研究-VIII : 佐渡産イワナ属魚類の分類と狆頭標本

書誌事項

タイトル別名
  • STUDIES ON JAPANESE CHARS OF THE GENUS SALVELINUS-VIII TAXONOMIC STATUS OF THE CHARS IN SADO ISLAND, WITH ADDITIONAL NOTE ON A PUGHEADED SPECIMEN
  • 日本産イワナ属魚類に関する研究-8-佐渡産イワナ属魚類の分類と狆頭標本〔英文〕
  • ニホンサン イワナゾク ギョルイ ニカンスルケンキュウ 8 サドサン イワナゾ

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抄録

佐渡島に生息するイワナ網魚類の種族を明らかにするため,同島北部の13河川より採集した約70標本を材料として,斑紋や体原形質を検討した。また,比較のために,佐渡沿岸で採捕される大型の降海性アメマスの標本も調べた。その結果,佐渡産の本属魚類は変異に富み,俗にいわれていたエゾイワナの系統より,むしろニッコウイワナの系統の方が主体をなしていた。学名はSaloelinus leucomaenisを当てるのが適当と判断された。なお,この研究中に得られた本種では初めての狆頭を呈する一奇形標本についても簡単に記した。

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