軟鋼の疲労過程における転位構造変化と塑性ひずみ幅変化等との関係

• 越智 保雄

• 佐々木 茂美

書誌事項

タイトル別名

• Fatigue-Induced Dislocation Structures and Cyclic Behaviors of Plastic Strain Range in Mild Steel : The Initial Stage and the Second Stage of Annealed Materials
• ナンコウ ノ ヒロウ カテイ ニ オケル テンイ コウゾウ ヘンカ ト ソセイ

抄録

平滑丸棒試験片を用いて応力制御の引張圧縮疲労試験を行なった. 初期段階のΔεpやH_Vの増加は転移密度の増加に依存している. この段階は局部的な疲労降伏域が試験片全体に広がる過程である. 中期段階は繰返しによる動的快復の過程であって, 自由転移の移動を規制するセル構造(σ_a大)やループパッチ組織(σ_a小)間の大きさの減少がΔεpの減少を支配している. 初期から中期段階へのせん移は, 疲労すべり帯がなだれ的に発生するためである.

収録刊行物

• 日本機械学会論文集Ａ編

  日本機械学会論文集Ａ編 47 (417), 483-491, 1981

  一般社団法人 日本機械学会

キーワード

• Mechanical Engineering
• Mechanics of Materials
• General Materials Science

詳細情報

• CRID: 1390282679424939776
• NII論文ID: 110002375608
• NII書誌ID: AN0018742X
• DOI: 10.1299/kikaia.47.483
• ISSN: 18848338
• ISSN: 03875008
• NDL書誌ID: 2315953
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I2315953
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/kikaia1979/47/417/47_417_483/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可