書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of Meteorological Factors Related to Asthmatic Attacks
- キカンシ ゼンソク ホッサ ト キショウ ヨウイン ノ カイセキ
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抄録
気管支喘息者に与えて記録させた喘息日記を集計して, 満3年間にわたり毎日の喘息発作出現率をもとめ, この出現率の日変動, 気象要因との相関関係を追跡した.気象要因は気象庁のデータからえた.統計処理の基準には移動15日平均値からの偏差をもとめ, 1SD 以上の差を増加または減少と規定した.気象要因曲線と喘息発作曲線の一致度(上昇, 平, 下降)から, 高気圧下で喘息発作数の増加傾向がみとめられた.喘息発作に関連する天候要因としては晴, 曇, 天候不定(前線通過), 雨と分類するのが重要で, 後2者の場合発作が多発する.その理由を追跡したところ, 寒冷刺激とくにその変化(前日との湿度低下)が重要で, 湿度は補助要因と思われた.これは年間の発作多発月が9月であることと一致する現象である.痰は湿度が高く天候不定, 雨の日, および乾燥日(湿度40%以下)に多発しやすいことがわかった.
収録刊行物
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- アレルギー
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アレルギー 23 (11), 753-759,778, 1974
一般社団法人 日本アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679947645568
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- NII論文ID
- 110002409544
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- NII書誌ID
- AN00012583
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- ISSN
- 13477935
- 00214884
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- NDL書誌ID
- 7497708
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可