気管支喘息児の心拍・血圧の揺らぎの自己回帰解析

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タイトル別名
  • AUTOREGRESSIVE ANALYSIS OF VARIABILITY IN HEART RATE AND BLOOD PRESSURE IN ASTHMATIC CHILDREN : Difference of Severity

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抄録

自己回帰・要素波解析を用いて, 気管支喘息患児40名(2〜16歳, 平均年齢±標準偏差は9.4±4.1歳)における心電図R-R間隔, 収縮期血圧, 拡張期血圧の揺らぎを解析し, 次の結果を得た. (1) R-R間隔における, 重症群の低周波帯域パワ-(パワーとは揺らぎの活動の分散)および高周波帯域パワーは低下した. (2) 収縮期血圧の低周波帯域パワーには重症度による差はなかった. R-R間隔の低周波帯域はβ機能と副交感神経機能を, 高周波帯域は副交感神経機能のみを, また収縮期血圧の低周波帯域はα機能を示すと考えられている. われわれはかつて喘息児のβ機能低下を報告したが, 本稿では重症群は副交感神経機能低下を明らかにした.

収録刊行物

  • アレルギー

    アレルギー 44 (9), 1140-1149, 1995

    一般社団法人 日本アレルギー学会

被引用文献 (8)*注記

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参考文献 (29)*注記

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