複比による識別のための最良マーカーパタンの設計 : 応用実験

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タイトル別名
  • Best Marker Pattern Design for Recognition by Cross Ratio : Experimental Investigation

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抄録

前報で設計した複比による識別のための最良帯状パタンを2次元的に組み合わせて最良格子パタンを作成し, その一部を撮影した画像から複比を計算して原パタンの位置を識別する方法を検討する。これによってCGと実写人物画像との合成のためのカメラパラメータの決定が可能となる。複比を用いため, パタンに対してカメラを任意に傾けてもよい。まず最良格子パタンの生成法を記述し, 複比の統計的挙動から計算した最尤推定(マハラノビス距離最小化)による判定式を示す。そして配色パタンの情報も利用し, シミュレーションおよび実画像実験によって比較する。実画像実験では格子パタンを画像処理により自動的に抽出するとともに, 最適な共点補正を施し, 統計的最適化の理論から誤差の大きさを推定する。そして, それに基いたブートストラップにより識別の信頼性を評価し, 本報の方法が高い信頼性をもつことを示す。

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参考文献 (12)*注記

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詳細情報

  • CRID
    1572261552009477376
  • NII論文ID
    110002674441
  • NII書誌ID
    AA11131797
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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