書誌事項
- タイトル別名
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- Change in the Gene Expression Level Observed in the Photodynamically-treated Human Fibroblasts Using cDNA Array
- Photodynamic therapy PDT ニ ヨッテ ユウドウ サレル ヒト センイ ガ サイボウ ニ オケル イデンシ ハツゲン レベル ヘンドウ ノ cDNA アレー ニ ヨル カイセキ
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抄録
レーザー光照射装置と光増感物質の進歩により,Photodynamic therapy(PDT)は近年,癌などの治療に用いられるようになってきた。その細胞に及ぼす影響を分子生物学的に解明することは,本療法の副作用を防止して,その効果を充分に引き出す上で重要であろう。そこでヒト培養細胞にPDTを施行した際に生ずる遺伝子発現の変動をcDNA発現アレーによって解析することを試みた。健常成人皮膚より調製した線維芽細胞を,光増感剤talaporphin(mono-L-aspartylchlorin e6,NPe6)10mg/dlとともに37℃1時間培養し,ダイオード,イオン,レーザー照射装置を用いて,664nmの可視光により1.00J/cm^2の線量で照射し,その後,さらに37℃で10分間培養した。この細胞からRNAを抽出し,逆転写反応により[^33P]標識cDNAプローブを調製した。このプローブとNylon membrane arrayとをハイブリダイズし,その結果をイメージング,プレートおよびイメージ,スキャナーを用いて解析した。その結果,PDTを受けた直後の線維芽細胞においては,アポトーシス関連遺伝子では,RARB(retinoic acid receptor beta)以外には有意の発現増大を示す遺伝子は見られず,むしろ膜輸送,細胞増殖,細胞内シグナル伝達および転写などに関連する遺伝子,特にCキナーゼ,S6キナーゼおよびCREBなどの発現増大が特徴的であった。この結果はPDT処理直後の細胞においては,細胞内シグナリング,カスケードが活性化されていることを示唆するものと考えられる。
収録刊行物
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- 杏林医学会雑誌
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杏林医学会雑誌 35 (4), 391-399, 2004
杏林医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679876193664
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- NII論文ID
- 110002697849
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- NII書誌ID
- AN00062945
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- ISSN
- 1349886X
- 03685829
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- NDL書誌ID
- 7319721
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可