(22)感染初期・表層シグナル伝達系と防御応答 : エンドウペルオキシダーゼの発現におけるリン酸等の関与について
書誌事項
- タイトル別名
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- Extracellular PO_4^- induces the expression of peroxidases in Pisum sativum
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抄録
エンドウcDNAライブラリーから細胞外で働くことが予想される5種類のペルオキシダーゼ(POX)がクローニングされた(14年度大会).今回,細胞壁から始まる防御システムを明らかにする第1段階として,細胞壁NTPaseが生成するリン酸のPOX遺伝子の発現に対する影響について解析した.褐紋病菌エリシター処理5時間後には,PAL-mRNAと同様にPOX11,13,14,21,29-mRNAの増加が認められた.しかし,1mMリン酸処理ではPOX11,14,21-mRNAの増加は誘導されたが,POX13,29の増加は認められなかった.エリシター処理エンドウ組織表層にはPOXに依存した活性酸素生成が誘導される(Kiba et al.,1996).そこで,NBTを用いて調べた結果,リン酸処理6および12時間後には顕著な活性上昇が観察された.本活性上昇はシクロヘキシミドやSHAMで阻害されたが,ネオマイシンには非感受性であった.以上の結果は,(1)リン酸による活性酸素生成の誘導とPOX遺伝子の発現には関連があること,(2)POXの発現にはファイトアレキシン生産とは異なる情報伝達系が関連することを示唆する.
収録刊行物
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- 日本植物病理學會報
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日本植物病理學會報 69 (1), 56-57, 2003-02-25
日本植物病理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572543027019257728
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- NII論文ID
- 110002716738
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- NII書誌ID
- AN0019269X
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- ISSN
- 00319473
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles