汎用DBMSを用いた知的マン・マシンインタフェースの実現 -音声データベースSPEECH - DBに関して-

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タイトル別名
  • An Implementation of Intelligent Man - Machine Interface Using DBMS -On the Speech Database SPEECH - DB-

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抄録

近年 マン・マシンインタフェースの問題が盛んに論じられている.本論文では 筆者らによって作成された音声データベース「SPEECH-DB」を例にとって実現した知的マン・マシンインタフェースについて述べている.本インタフェースは 日本語による検索要求を受けつけるJCSサブシステム エラーからの回復や利用者の疑間に答えるPSSサブシステムおよびシステム全体の制御の流れを管理するMONITORサブシステムの三つのサブシステムから成っている.知的マン・マシンインタフェースは 情報処理システムに関する専門知識を用いることにより問題解決を行って 利用者に対して知的な援助を提供するものであり ある種のエキスパートシステムとみなすことができる.そこで本インタフェースの作成においては 汎用DBMS INQとその親言語であるFORTRANによりプロタクションシステムを実現した後 それに種々の知識を埋め込むという方法を採用した.SPEECH-DBと同一のDBMS INQを用いることにより 柔軟性 拡張性に富んだシステム構成が実現されたわれわれのプロダクションシステムは 前向き推論と後向き推論の二つの推論モードとバックトラック機能をもっている.さらに 任意のFORTRANプログラムを呼ぶことができるため 既存のソフトウェアとの結合が容易であり AI的手法の現実的問題への応用に適したものとなっている.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050282812867044352
  • NII論文ID
    110002723894
  • NII書誌ID
    AN00116647
  • ISSN
    18827764
  • Web Site
    http://id.nii.ac.jp/1001/00015942/
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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