我が国の双子葉植物に発生するジェミニウイルスのPCR増幅と一部塩基配列の解析

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  • PCR Amplification and Partial Nucleotide Sequences of Three Dicot-infecting Geminiviruses Occurring in Japan.
  • PCR Amplification and Partial Nucleotid

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抄録

アブチロンモザイクウイルス(AbMV),タバコ巻葉ウイルス(TbLCV),サツマイモ葉巻ウイルス(SPLCV)の感染植物から全核酸を抽出し,Rojas et al.の5組のプライマーおよびBriddon & Markhamが報告した1組のプライマー(BMプライマー)を用いてPCR増幅した。AbMV感染葉からは6組すべてのプライマーにより特異的断片が増幅され,TbLCVおよびSPLCV感染葉からはBMプライマーでのみ特異的断片が得られた。BMプライマーによるPCR産物をクローニングし,遺伝子間領域(IR)の一部塩基配列を決定した。3種ウイルスのIR中にはジェミニウイルスに特微的なTAATATTACの9塩基の配列が認められた。また,IR中の反復配列(iteron)の配置からAbMVはサブグループIII,西半球型,TbLCVおよびSPLCVはサブグループIII,東半球型のジェミニウイルスであることが判明した。

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