視聴覚情報援用型知識ベースシステム

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  • A Knowledge - Based System with Audio - Visual Aids

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抄録

知識ベースシステムとのコミュニケーションをことばや数値を越えて情感の水準に近付けるためには コミュニケーションに視聴覚情報の積極的な導入を行う必要がある.本論文において 我々はそのようなシステムの方式として「視聴覚情報援用型知識ベースシステム(A Knowledge-based system with audio-visual aids:KS/AV)」 またKS/AVにおける知識表現方法として「オブジェクトベース述語論理(Predicate logic based on objects)」を提案した.オブジェクトベース述語論理においては 定義域上のすべての個体をSmalltalk-80のクラスの概念に基づいて定義し オプジェクトヘのメッセージ送受信のために 述語論理における関数の一つとしてmessage関数を導入した.本論文においてはビデオディスク タッチパネル付ディスプレイ等の視聴覚情報機器を接続したパーソナルコンピュータ上にKS/AVのプロトタイプを製作した.このプロトタイプでは視覚イメージに関して ピデオイメージやグラフィクスイメージのみならずそれらの合成イメージをオブジェクトとして定義した.イメージ表示やその応答入力はオブジェクトのメソッドとして記述した.このプロトタイプ上で幼児を利用者とする視聴覚情報援用型幼児向き読香相談システムを構築し 有効性を確かめた.

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