術前診断された魚骨穿通による腹腔内膿ようの1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Intra-abdominal Abscess due to Fish Bone Penetration Diagnosed by Abdominal CT
  • ジュツゼン シンダン サレタ ギョコツ センツウ ニヨル フッコウナイ ノウヨウ ノ 1レイ
  • 症例報告 術前診断された魚骨穿通による腹腔内膿瘍の1例
  • ショウレイ ホウコク ジュツゼン シンダン サレタ ギョコツセンツウ ニ ヨル フクコウ ナイ ノウヨウ ノ 1レイ

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抄録

術前診断された魚骨穿通による腹腔内膿瘍を経験した. 症例は38歳男性. 下腹部痛をきたし, 近医より当院を紹介受診した. 腹部腫瘤を認めCTおよびMRI検査で魚骨を含む腹腔内膿瘍と診断され手術を行われた. 術中魚骨による大網に囲まれた膿瘍を認めた. 穿通部はS状結腸であった. 魚骨除去, 大網膿瘍切除およびドレナージ術を行った. 術後経過良好で術後21日目に軽快退院した.<br>魚骨による消化管穿通による腹腔内膿瘍は比較的まれであり, その術前診断は困難であるが, CTスキャンは有用であった.

収録刊行物

  • 山口医学

    山口医学 53 (6), 321-325, 2004

    山口大学医学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (16)*注記

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