ピンダウンキャッシュを用いたユーザレベルゼロコピー通信

  • 手塚 宏史
    技術研究組合 新情報処理開発機構 つくば研究センタ並列分散システムソフトウェアつくば研究室
  • 堀 敦史
    技術研究組合 新情報処理開発機構 つくば研究センタ並列分散システムソフトウェアつくば研究室
  • O'Carroll Francis
    システム21
  • 原田 浩
    株式会社SRA
  • 石川 裕
    技術研究組合 新情報処理開発機構 つくば研究センタ並列分散システムソフトウェアつくば研究室

書誌事項

タイトル別名
  • A User level Zero-copy Communication using Pin-down cache

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抄録

メッセージ転送によって主記憶中の任意のアドレスのデータを転送する場合には, データコピーのオーバヘッドが発生し, データ転送バンド幅を制限する大きな要因となっている. 我々は, このコピーオーバヘッドをなくし, データ転送バンド幅を高めるために, ユーザレベルのメモリ間ゼロコピー転送を実装した. さらに, そのために必要な物理メモリへのピンダウンのオーバヘッドを減らすために, ピンダウン領域を再利用するピンダウンキャッシュの手法を用いた. メモリ間ゼロコピー転送をMPIやソフトウェア分散共有メモリのプロトタイプに適用したところ, 高いバンド幅や短いページ転送時間が得られることが示された.

収録刊行物

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参考文献 (12)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573668926853741312
  • NII論文ID
    110002774727
  • NII書誌ID
    AN10096105
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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