日本気管支学会総会出席者を対象とする喫煙アンケートの集計結果から

• 小林 淳

  自治医科大学呼吸器内科

• 北村 諭

  自治医科大学呼吸器内科

書誌事項

タイトル別名

• Questionnaire about Smoking in the 18th Annual Meeting of the Japan Society for Bronchology

説明

1995年に宇都宮で開催された第18回日本気管支学会総会出席者を対象に喫煙に関するアンケート調査を行い, 我々自身の喫煙に関する意識を調査した。その結果, 総配布数943枚に対して回収数は748枚で, 回収率は79%であった。喫煙率は22%であり, 回答者の勤務する病院が全面的に禁煙であるのはわずかに59名(8%)であった。また, 医師は39%のみが分煙されているのに対して, 患者は82%が分煙されていた。病院内たばこ販売については, 約6割で自動販売機や売店でたばこが販売されていた。その一方で82%の回答者が病院の無煙環境を望んでいた。我々は職業的倫理観から患者に禁煙を勧め, 同時に自らも率先して禁煙すべきであろう。また気管支学会内部でも十分に論議し, 関連学会と共同で何らかの社会的行動をとるべきではないかと考える。

収録刊行物

• 気管支学

  気管支学 19 (2), 176-179, 1997

  特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会

キーワード

• 喫煙
• 医師
• 禁煙

詳細情報

• CRID: 1390282679722459648
• NII論文ID: 110002820022
• NII書誌ID: AN00357687
• DOI: 10.18907/jjsre.19.2_176
• ISSN: 21860149
• ISSN: 02872137
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1997193273
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可