頸部気管膜様部に気管嚢胞と気管ウェブを認めた 1 例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Tracheal Cyst with Tracheal Web

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抄録

症例は74歳男性。発熱, 咳嗽を主訴として来院。既往歴として肺結核症と胃潰瘍あり。喫煙指数500。昭和60年4月, 胸部X線写真上, 右下肺野に肺炎像を認め, 精査のため気管支鏡検査施行, 頸部気管, 声門より4cm下方に気管ウェブと気管嚢胞を認めた。気管嚢胞の形成には気管ウェブの併存が密接な関連があると考えられた。また, 本症にみられた肺気腫と肺炎の発症にも気管嚢胞の存在が関係していると考えられた。

収録刊行物

  • 気管支学

    気管支学 9 (1), 36-40, 1987

    特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会

被引用文献 (1)*注記

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