スギノアカネトラカミキリおよびトゲヒゲトラカミキリ(甲虫目:カミキりムシ科)の花の香り成分に対する嗅覚反応

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タイトル別名
  • Olfactory Responses of <i>Anaglyptus subfasciatus</i> PIC and <i>Demonax transilis</i> BATES (Coleoptera: Cerambycidae) to Flower Scents
  • スギノアカネトラカミキリおよびトゲヒゲトラカミキリ(甲虫目--カミキリムシ科)の花の香り成分に対する嗅覚反応〔英文〕
  • スギノアカネトラカミキリ オヨビ トゲヒゲトラカミキリ コウチュウモク カミキ

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抄録

訪花毘虫であるスギノアカネトラカミキリとトゲヒゲトラカミキリに対する誘引性について,花の香り成分として知られる14種の化合物が検索された。反応は触角電図,嗅覚計さらにトラップを用いた野外試験で調べられた。日本のスギおよびヒノキの最も有害な害虫の一つであるスギノアカネトラカミキリは,野外試験において,ベンジルアセテートに最も強く誘引され,続いてフェニルエチルプロピオネート,リナロールに反応した。スギ,ヒノキの枯枝で生育することが知られているトゲヒゲトラカミキリもまたベンジルアセテートに最も強く反応し,続いてリナロール,フェニルエチルプロピオネートに誘引された。

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