ヒバ(<I>Thujopsis dolabrata</I>)見本林におけるヒノキ漏脂病被害の林内分布と産地間差

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タイトル別名
  • Provenance differences of hiba (<I>Thujopsis dolabrata</I>) against resinous stem canker disease and spatial distribution of damage (disease severity) in a provenance test
  • ヒバ(Thujopsis dolabrata)見本林におけるヒノキ漏脂病被害の林内分布と産地間差
  • ヒバ Thujopsis dolabrata ミホンリン ニ オケル ヒノキ

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抄録

青森営林局大畑営林署管内に設定されているヒバ見本林にヒノキ漏脂病による被害が認められたので,産地別に植栽されている244個体の被害を調査した。この調査地の被害個体数は76個体(31.1%)であった。また,被害個体数の割合は,調査地の北東側(36.4%)と南西側(18.3%)で大きく異なっていた。被害の最も著しい高さも調査地内で異なっており,北東側では地上高0.5~1.0mで,南西側では地上高1.5~2.0mで最も著しかった。このような被害分布にはミクロなレベルでの環境要因の違いが大きく関与していると思われた。また,被害程度は産地間で異なり,ヒノキ漏脂病に対する感受性には遺伝的な要因が関与していると思われた。

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参考文献 (19)*注記

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