湘南海岸砂防林における飛砂分布特性について

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タイトル別名
  • Characteristics of Sand Distribution Flying into the Shonan Coastal Pine Forest
  • ショウナン カイガン サボウリン ニ オケル ヒサ ブンプ トクセイ ニ ツイテ

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抄録

神奈川県湘南海岸の砂防林内への飛砂量を砂防林先端から119mまでの間に12観測点を設け,9カ月間測定した。林内の落下飛砂量分布は,砂の飛行開始初期条件に支配される砂防林先端から50m付近以内と,その影響外の50m付近以遠との2領域で異なる。両者共に飛砂量は距離にして指数関数的減少を示す。飛砂の80%は50m付近以内に落下し,飛砂量が多いほど50m付近以内への落下比率は大きくなる。飛砂の大部分は粒径0.4~0.1mmのもので構成され,距離に対して大きな差異はみられなかった。砂防林内への年総飛砂量は93kg/m幅と推定された。

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