オーバヘッドの少ないハードウェアバックアップ方式の設計

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  • Design of Hardware Schema to Reduce Buckup Overhead

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抄録

データベースシステムに対する高速化の要請は幅広くあり、そのため、ソフトウェア的ないしはハードウェア的に高速化するための研究開発が行われてきている。システムの総合的な高速性は単にデータベース演算の高速実現だけではなく、システム障害時の回復速度の改善も重要である。従来のデータベースマシンは主として前者の問題を扱ってきた。本稿では、データベースシステムの高速化に主記憶データベースが重要であること、データベースの一部が特に使われるホットスポットデータであることに注目して、ホットスポットデータのバックアップハードウェアの設計について検討する。ホットスポットデータは更新頻度が高く、並行性を向上させるためには、データの施錠単位を小さくしなければならない。このため、ソフトウェア的な方法では並行処理制御およびバックアップのオーバヘッドが非常に大きくなる。従って、メモリープレーンを2枚用意しバックアップ中にも処理の中断がないように設計した。本稿ではこのバックアップシステムについて、その構成とハードウェアの設計の基本的概念について述べる。

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