プログラミング環境における、物理的モジュール分割の制約の緩和に関する研究
Search this article
Abstract
今日プログラミング言語には多種多様のものが存在し、それぞれが種々の分野で利用されている。多くのプログラミング言語は、ある特定の分野・用途・目的を想定して設計されるため、言語仕様には扱えるデータの型とその宣言の仕方、それらデータに対して施することのできる演算とその演算子などが規定されている。しかし、近年オブジェクト指向プログラミング(OOP)が叫ばれるようになってから、新しく設計される言語仕様の含むところも大きく変化してきた。つまり、それまで、言語のもつ機能や、扱えるデータタイプなどで差別化するものであった言語仕様は、さらに情報隠蔽の方式や、そのための記法へと管轄範囲を広げて行く過程をたどってきた。また、情報隠蔽のための仕組みを言語仕様に組み込むことの必要性はコンピュータによって扱う事象の大型化にともない、年々大きくなってきた。それまで一人でプログラムを書いていた時には、問題となることのなかった名前の衝突という事態を常に意識して実装を進めなければならなくなった。そこで開発者集団はこれを回避するために、より情報隠蔽の強力な言語処理系へと環境を変えてきたが、これが可能でない場合は、命名規則を設けたりするなどして対処してきた。
Journal
-
- 全国大会講演論文集
-
全国大会講演論文集 第46回 (ソフトウェア), 53-54, 1993-03-01
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1050574047076971520
-
- NII Article ID
- 110002882784
-
- NII Book ID
- AN00349328
-
- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00123841/
-
- Text Lang
- ja
-
- Article Type
- conference paper
-
- Data Source
-
- IRDB
- CiNii Articles