INCREMENTAL CYCLIC GARBAGE COLLECTION FOR MULTI-COMPUTERS

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抄録

トレーシングガーベージコレクション(tracing-GC)は,システム中のオブジェクトのアクセス可能性をルートからの到達可能性によって判断する.全ての到達可能なオブジェクトは印付けされ,その処理の終了後に印付けされなかったオブジェクトをゴミとして回収する.こういったゴミ回収の枠組みを分散メモリを持つ並列マシン(以下,単に分散並列マシシと表記する)に適用するとき,印付けのためのメッセージがプロセッサ間でやりとりされることになる.通常ローカルメモリに比較して分散メモリのアクセスはオーバヘッドが大きいので,分散並列マシンに対するGCアルゴリズムは,できるだけ印付けメッセージを減らすことが求められる.本稿で提案されるGCアルゴリズムは,ゴミと疑わしきオブジェクトから到達可能性閉包の部分集合を求め,その集合外のオブジェクトからその集合への参照が存在しないことを同定することにより,サイクリックなりモート参照を含むゴミオブジェクトを回収する.アクセス不能なオブジェクトを辿る点で,アクセス可能なオブジェクトを辿る従来のtracing-GCとは本質的に異なる.

収録刊行物

  • 全国大会講演論文集

    全国大会講演論文集 第49回(ソフトウェア), 163-164, 1994-09-20

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110002885791
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00349328
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Conference Paper
  • データ提供元
    NII-ELS  IPSJ 
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