ダム原石山跡地における緑化の現状と今後の課題

• 後藤 浩一

  水資源開発公団長良川河口堰管理所

• 工藤 勝弘

  水資源開発公団試験研究所

• 奥村 誠崇

  国土環境(株)

書誌事項

タイトル別名

• Present situation and problems of revegetation at former quarry sites
• ダム ゲンセキヤマ アトチ ニ オケル リョクカ ノ ゲンジョウ ト コンゴ ノ カダイ

抄録

自然の復元を目指した緑化対策の現状を把握するために, 近年竣工した3箇所のダム原石山跡地で植生調査等を実施した。その結果, 厚層基材吹付工を実施した箇所では実施しなかった箇所より在来種の進入種数が少なかった。また, 厚層基材吹付工に在来木本種子を混ぜて播種した箇所で播種した在来木本の植被率は, 草本種子量を減じた箇所の方が高かった。小段部の植裁工については, 成長した植裁木からの種子の散布による周辺のり面への定着を図ることを主眼として, 厳しい立地環境である原石山跡地においても定着が可能なアカマツなどの先駆性の木本を中心に樹種を選定することが望ましいと考えられた。

収録刊行物

• 日本緑化工学会誌

  日本緑化工学会誌 28 (2), 358-362, 2002

  日本緑化工学会

キーワード

• 無土壌岩盤
• のり面緑化
• 原石山跡地
• 樹林化
• 在来木本
• 植生遷移

詳細情報

• CRID: 1390001205083736320
• NII論文ID: 110002912132
• NII書誌ID: AN10130633
• DOI: 10.7211/jjsrt.28.358
• ISSN: 18843670
• ISSN: 09167439
• NDL書誌ID: 6373578
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6373578
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可