オマーン湾沿岸に分布するヒルギダマシ(Avicennia marina(Forssk.)Vierh.)林の林分構造

  • 三木 直子
    科学技術振興事業団 CREST(北海道大学低温科学研究所)
  • AL-BALUSHI Bardel
    Ministry of Regional Municipalities, Environment and Water Resources, Marine Pollution and Coastal Zone Management, the Sultanate of Oman
  • 山口 康人
    岡山大学大学院自然科学研究科
  • 吉川 賢
    岡山大学農学部

書誌事項

タイトル別名
  • Stand structure of mangrove (Avicennia marina (Forssk.) Vierh.) forests on the coast of gulf of Oman
  • オマーンワン エンガン ニ ブンプ スル ヒルギダマシ Avicennia marina Forssk Vierh リン ノ リンブン コウゾウ

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抄録

アラビア半島南部のオマーン湾沿岸に分布するヒルギダマシ(Avicennia marina(Forssk.)Vierh.)林において,林分構造の調査を行った。その結果,海に通じた水路沿いに発達したShinasのヒルギダマシ林では最大樹高は約6 m,平均樹冠投影面積は1.21 m2であった。林床には多数の実生が生育していた。一方,水路が海とつながっておらず,陸封された状態にあるQuriyatでは,最大樹高は4.5 m,平均樹冠投影面積は2.26 m2で,実生は全く見られなかった。両調査地ともに25 m2の大きさのコンパクトなコロニーがランダムに分布する空間分布の特性を示した。特に,実生が多数発生しているShinasではコロニー構造が顕著であった。

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参考文献 (22)*注記

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