基本周波数パターンの部分AbS方式によるフレーズ境界の推定に関する検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Searching Phrase Boundaries by the Method of Partial AbS of Fundamental Frequency Contours
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抄録
韻律的特徴を連続音声認識に利用するために部分AbS方式を提案している。この方式は認識結果の各仮説に対して数値モデルによりF_0パターンを生成し、観測されるF_0パターンと部分的に比較するものである。ここでは、フレーズ境界がどの程度正確に検出し得るかを調べ、1モーラの位置ずれを許容して、95%の結果を得た。部分AbSで得られる観測パターンとモデルで生成されるパターンとの誤差の資料による変動をおさえるために、マイクロプロソディー等によるF_0パターンのゆらぎをフィルタリングにより低減する手法を検討した。また、部分AbSの初期値(アクセント境界の大きさ)を話者によって変える話者適応の検討を行ない、誤差およびその変動を減少し得ることを示した。さらに、フレーズ指令の生起しない、フレーズ境界以外の統語境界について、フレーズ指令の生起を仮定した場合の誤差の傾向を調べ、フレーズ境界との識別の可能性を示した。
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. SLP, 音声言語情報処理
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情報処理学会研究報告. SLP, 音声言語情報処理 9 7-12, 1995-12-14
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570009752283825536
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- NII論文ID
- 110002917006
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- NII書誌ID
- AN10442647
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles