非経験的分子軌道法プログラム(AMOSS)の並列化

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タイトル別名
  • Parallelized ab initio Molecular Orbital Method Program (AMOSS)

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抄録

非経験的分子軌道法は、分子系の電子状態、化学反応性を理論的に調べる為の有力な手段であるが、その基本近似であるハートリー-フォック(HF)法においてさえ、展開基底関数の4乗のオーダーの積分を扱う必要がある。従って、生体分子など軌道数が千以上に達するような大型の系をルーチン的に解くためには分散・並列化による高速処理が不可欠である。私たちは、こうしたことから自主開発のソフトAMOSSを軸にして分子軌道計算の並列化に取り組んでいる。この報告では、WSクラスター及びMPP(Cenju-3)上での並列化HF計算の結果について述べるが、共に16台構成時に約15倍の加速を得ている。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572261552107502592
  • NII論文ID
    110002932234
  • NII書誌ID
    AN10463942
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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