輪郭適応パッチを用いたワーピング予測ビデオ符号化方式

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  • Warping Video Coding using Contour Adaptive Patch Structure

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抄録

低ビットレートでのビデオ符号化において,オブジェクト階層符号化(Object Scalability)を実現する方式を提案する.ISO/IEC MPEGでは次世代低ビットレートビデオ化符号化方式(MPEG-4)の標準化を進めているが,従来の方式に比較して符号化効率を改善するだけでなくマルチメディアデータアクセスに適した符号化技術の開発を目標としている.例えばオブジェクト階層符号化の技術により,画像中の注目する被写体領域だけを符号化伝送したり,圧縮データのままの状態で領域単位での画像の合成や編集などが可能になる.提案方式はワーピング予測を基本方式とし,ワーピング処理の単位であるパッチを注目する被写体領域の輪郭に適合させることで,オブジェクト階層符号化を実現する.領域形状はパッチにより近似表現するので,形状符号量は僅かですむ.ワーピング予測は予測効率に優れ,予測による歪が視覚的に目立ち難いので低ビットレート符号化に適している.またパッチ形状に合わせた可変形状DCTを用いることで予測誤差を効率的に変換符号化する.計算機シミュレーション結果により方式の効果を示す.

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参考文献 (16)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572261552106282112
  • NII論文ID
    110002935916
  • NII書誌ID
    AN10438399
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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