超並列オペレーティングシステムにおけるスケジューリング方式の提案

  • 堀敦史
    技術研究組合新情報処理開発機構(RWC)つくば研究センタ
  • 石川 裕
    技術研究組合新情報処理開発機構(RWC)つくば研究センタ
  • 小中 裕喜
    技術研究組合新情報処理開発機構(RWC)つくば研究センタ
  • 前田 宗則
    技術研究組合新情報処理開発機構(RWC)つくば研究センタ
  • 友清 孝志
    技術研究組合新情報処理開発機構(RWC)つくば研究センタ

書誌事項

タイトル別名
  • A Process Scheduling Method for Massively Parallel OS

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抄録

疎結合型の超並列マシンでは,従来のOSが用いているような単一の待ち行列によるスケジューリングは性能上のボトルネックを生じる可能性がある.ここで提案する「分散樹状待ち行列」は,パーティション分割可能な並列計算機において,プロセススケジューリングのための待ち行列をパーティション毎に分散管理するものである.パーティションの管理プロセッサに待ち行列を分散配置することで,ボトルネックの問題を回避できる.本稿では,この分散樹状待ち行列を用い,負荷分散を考慮したタスクをパーティションに割り当てるアルゴリズム,およびタイムシェアリングに必要なラウンドロビンスケジューリング方式について提案し,シミュレーションの結果を示す.ここで提案されたプロセス管理方式はRWCプロジェクトで開発中の超並列計算機RWC-1上に実装される予定である.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571698602014764160
  • NII論文ID
    110002941094
  • NII書誌ID
    AN10444176
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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