オマーン国に成立するヒルギダマシ（Ａｖｉｃｅｎｎｉａ　ｍａｒｉｎａ（Ｆｏｒｓｋ．）Ｖｉｅｒｈ．）林のＲＡＰＤ法による遺伝的変異の解析

• 山口 康人

  岡山大学大学院環境学研究科

• 三木 直子

  岡山大学大学院環境学研究科

• 吉川 賢

  岡山大学大学院環境学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Genetic variation analysis using the RAPD method for mangrove forests in Oman
• オマーンコク ニ セイリツ スル ヒルギダマシ Avicennia marina Forsk Vierh リン ノ RAPDホウ ニ ヨル イデンテキ ヘンイ ノ カイセキ

抄録

オマーン国の海岸線に成立する7つのヒルギダマシ林において，地域集団の遺伝的変異について明らかにするために，RAPD法によりDNA多型解析を行った。その結果，北中部と南部の集団間で遺伝的距離が遠いことが明らかとなった。そのようなヒルギダマシの植林を行う上で，地域間での苗や種子の移動には配慮が必要であることが示唆された。遺伝的多様性と林分面積の間には正の相関があり，林分面積が大きな集団ほど遺伝的多様性が高くなることが示唆された。ヒルギダマシ林の遺伝的多様性を保全するためには大きな林分面積を維持する必要がある。

収録刊行物

• 日本緑化工学会誌

  日本緑化工学会誌 31 (1), 92-96, 2005

  日本緑化工学会

キーワード

• オマーン
• ヒルギダマシ
• RAPD
• 遺伝的距離
• 遺伝的多様性

詳細情報

• CRID: 1390282680061828480
• NII論文ID: 110002952778
• NII書誌ID: AN10130633
• DOI: 10.7211/jjsrt.31.92
• ISSN: 18843670
• ISSN: 09167439
• NDL書誌ID: 7477109
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7477109
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可