ECOLOGICAL AND MYCOLOGICAL REVIEW ON THE FUNGI IN DWELLING ENVIRONMENTS
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- Takatori Kosuke
- Division of Microbiology, National Institute of Health Sciences
Bibliographic Information
- Other Title
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- 生活環境中の真菌とその生態
- セイカツ カンキョウ チュウ ノ シンキン ト ソノ セイタイ
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Abstract
近年, 生活環境としての住宅環境は, 快適な生活をおくるうえで高断熱, 高気密であり, すごしやすい構造となっている. しかし, 一方では生活環境が快適であればあるほど生活環境が気密となり空気の流入がなく高湿となる. そのため真菌が発生しやすい現象が起こり, 真菌による健康被害として特にアレルギーが注目されている. ところがアレルゲンとしての真菌が重視されているにもかかわらず, その生態や生物特性が詳しく解明されていないのが現状である. そこで, 生物学的視点にたち生活環境における真菌とその生態についてまとめてみたい. 1. 生活環境と真菌 自然界にみる真菌は, その多くが土壌を起源とし, 土壌を介してさまざまな環境へと飛散する. 住宅環境に飛散した真菌は, その環境で発生する場合, 気温と湿度が深く関与する. 真菌の発生しやすい場所として, 浴室, 洗面所, トイレ, 台所, 押入れなどがあり, 比較的高湿となりやすい場所に集中している. また, 結露のみられる窓や壁面は真菌で汚れていることが多い.
Journal
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- Japanese Journal of Allergology
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Japanese Journal of Allergology 54 (6), 531-535, 2005
Japanese Society of Allergology
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679963630976
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- NII Article ID
- 40007046859
- 110002964101
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- NII Book ID
- AN10507298
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- ISSN
- 13417584
- 13477935
- 00214884
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- Abstract License Flag
- Disallowed