P-5 赤外線加熱ろう接器による純チタンおよびチタン合金のろう付

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抄録

チタンの歯科領域への応用範囲を広げるためには、鑞付けが可能であることが望まれる。演者らは、本学会第4回学術講演会(1984年、横浜市)にて、電気抵抗過熱方式の歯科用ろう接器を利用して、歯科用ろう材による純チタンの鑞付けをアルゴンガス雰囲気中で行ない、その有用性を報告した。しかしながら、電気抵抗ろう接器では、チタンと異種金属との鑞付けが困難なことや、歯科用ろう材の中では、耐食性の点から金鑞がよいが、色調の点から用途が限られるなど、未解決の問題を残していた。そこで今回は、最近、歯科用として開発され、市販されている、赤外線加熱方式のろう接器を用いて、アルゴンガス雰囲気中での鑞付けを試み、チタン用ろう接器としての有用性、およびチタンと異種合金との鑞付けの可能性、さらに、チタン用ろう材についても検討した。

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