下顎骨骨折の治療法に関する臨床的検討 : とくに下顎角部骨折について

書誌事項

タイトル別名
  • Clinical Evaluation of Treatment Methods for Mandibular Fractures : Fractures of the Mandibular Angle

この論文をさがす

抄録

1977年より1994年までの18年間に当科を受診した下顎角部骨折83例について臨床的な検討を行った.1) 下顎角部骨折は顎顔面骨骨折の35.0%にみられ, 男女比は7.3 : 1で男性に多く, 10歳台と20歳台に好発していた.2) 受傷原因は殴打が最も多く, ついでスポーツによる外傷, 交通事故, 転倒の順であった.3) 治療法では, mini-plateによる観血的処置が多く, 顎間固定期間の短縮が認められた.4) 83例中62例(74.7%)に智歯が認められた.また, 萌出智歯には抜歯症例が多く, 埋伏智歯には保存症例が多かった.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (10)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ