能登半島半床層の化石有孔蟲類

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • 53., Pleistocene Foraminifera from the Hiradoko Shell Beds, Noto Peninsula, Japan

この論文をさがす

抄録

卒業論文作成中, 不幸にしてフヰールドに急焉玉碎されし故松島君が, 筆者に, 平床貝層の有孔蟲類研究を依頼されたのは, 5月初旬であつた。而して今や君への報告が, 靈前に捧げなければならなくなつた。平床貝層の有孔蟲類は可成り暖海性の要素を含み, 且つ同地方の第三紀層のものとは, 明に區別され得る。本有孔蟲群の中に新種(Gaudryina matusimai n., sp.,)を發見せる外, 日本海沿岸にて始めて, Amphistegina radiata (F.,&M.,)及びSorites marginalis (LAM.,)の如き熱帶性有孔蟲化石産地を知ることが出來た。

収録刊行物

  • 地質学雑誌

    地質学雑誌 44 (531), 1231-1238, 1937

    一般社団法人 日本地質学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282681214333056
  • NII論文ID
    110003016107
  • NII書誌ID
    AN00141768
  • DOI
    10.5575/geosoc.44.1231
  • ISSN
    13499963
    00167630
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ