書誌事項
- タイトル別名
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- Pupils' Evaluation of Classroom Instruction : From the Viewpoints of Teaching Behavior, Learning Behavior and Classroom Atmosphere
抄録
本研究は,児童(5・6年生)の目を通して授業を評価するための尺度作成を主目的とした.そのさい,それらの尺度の有効性を検討するために,二つの学級の事例研究を行なった.評価は,約1ヵ月間の理科の授業を対象として,6月と10月の2回にわたって行なわれた.おもな結果は次のとおりであった.(1)教授行動に関する二つの評価尺度(「学習の仕方の指導」,「自主性と信頼関係を育てるための配慮」)が作成された.(2)学習行動に関する四つの尺度(「自分の考えに基づいた発言」など)が作成された.(3)学習集団雰囲気に関する三つの尺度(「活発さと明るさ」など)が作成された.(4)各尺度の信頼性はかなり高かった.(5)「最良型」学級と「落ちこみ型」学級と命名できる2学級の事例研究を通して,尺度の有効性が確かめられた.
収録刊行物
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- 日本教育工学雑誌
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日本教育工学雑誌 4 (2), 41-51, 1979
日本教育工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204488255872
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- NII論文ID
- 110003026581
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- ISSN
- 24326038
- 03855236
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可