前立腺葉状腫瘍 (phyllodes tumor) の1例

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タイトル別名
  • PHYLLODES TUMOR OF THE PROSTATE
  • A CASE REPORT

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抄録

症例は36歳, 頻尿, 排尿困難を主訴に1998年10月当科受診し, 閉塞症状に対して経尿道的前立腺切除術を施行された. 翌年9月再発に対し2度目の経尿道的前立腺切除術が施行され, 病理組織より葉状腫瘍と診断された. 腫瘍は腺成分と間質成分が交互に増殖し, 間質成分では高度の異型性と横紋筋肉腫様成分を認め, 明らかに組織上の悪性所見と考えられた. この所見を根拠に, 同年12月根治的前立腺全摘除術が施行された. 摘出標本では断端への腫瘍浸潤及びリンパ節転移は認めなかった. 術後14ヵ月を経過し再発なく生存中である.

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