Continent Appendix Stoma の手術経験

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  • AN EXPERIENCE WITH A CONTINENT APPENDIX STOMA

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抄録

膀胱全摘出術後の尿路再建術として Mainz pouch technique の変法で尿禁制を保つ appendix stoma の手術を10例に施行した. 10例中8例は完全に尿禁制を保つことができ, 容易に自己導尿を習得できたが, 2例はストーマの狭窄のためカテーテル留置を要した. 術後観察期間は3~24ヵ月 (平均14.7ヵ月), pouch 容量は350~900ml (平均565ml) であった. 1日3~7回 (平均4.4~5.4回) の自己導尿で, 患者の満足も十分得ることができた. Appendix stoma は術式も比較的容易で, 手術時間も短時間ですみ, ステープルも不必要であり, ニップルの滑脱の危険もなく, カテーテル挿入も簡単であることから, 従来の方法に比して極めて有用な尿路再建術であり, 術後のQOLにも十分貢献できる術式であると考えられた.

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