検診センターにおける腎細胞癌の検出

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  • DETECTION OF RENAL CELL CARCIONOMA AT HEALTH CARE CENTER

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抄録

1987年4月から1991年3月までの4年間で, 当院健診センターにおける腹部超音波検査受診者は延人数19,933人で, このうち腎細胞癌と診断し, 手術した症例は16人であった. 超音波検査での腎細胞癌の検出率は, 0.08% (1,245人に1人の割合) であった. 男女比は15:1, 左右比は9:7, 年齢は38~64歳 (平均50.8歳) であった. 摘出腫瘍径は, UICCのTNM分類でT1が7人 (44%), T2が9人 (56%), 最小腫瘍径は1.2×1.3cmで, 小腎細胞癌が多く, 全例生存している. 腎細胞癌の早期診断には健診センターにおける腹部超音波検査が最も有効な検査法と考えられた.

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