書誌事項
- タイトル別名
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- HISTOPATHOLOGICAL STUDY OF METALLOTHIONEIN IN BLADDER CANCER AND RENAL CELL CARCINOMA
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抄録
Metallothionein (MT) は低分子量の金属結合蛋白であり, 癌細胞内における抗癌剤不活化機構をもつことから, 薬剤耐性因子のひとつとして注目されている. MTと泌尿器科系腫瘍における臨床像との関連について検討した. 膀胱癌35例, 腎細胞癌10例および正常膀胱粘膜3例におけるMTの発現について, パラフィン包埋標本を抗MT抗体を用いて Avidine-biotin peroxidase complex method (ABC法) による染色を行い, 免疫組織学的に検討した.<br>膀胱癌35例中10例にMT発現を認め, 組織学的異型度の低いものに, 有意に発現率が高かった. また, 正常膀胱粘膜では全例に強いMT発現を認めた. 腎細胞癌では10例中8例にMTの発現を認め, 正常腎尿細管ではさらに強い染色性が全例に認められれた.<br>以上より, MT発現は, 正常の生体代謝と異なり, 異常増殖の盛んな低分化癌では減少することが示唆された. また膀胱癌に比べると腎細胞癌におけるMTの発現頻度は有意に高く, 腎細胞癌において膀胱癌よりも, 抗癌剤化学療法の効果が低い要因の一つであることが示唆された.
収録刊行物
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- 日本泌尿器科学会雑誌
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日本泌尿器科学会雑誌 83 (5), 636-642, 1992
一般社団法人 日本泌尿器科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680032802944
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- NII論文ID
- 110003094651
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- NII書誌ID
- AN00196577
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- ISSN
- 18847110
- 00215287
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- PubMed
- 1495201
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可