日本の楽曲の基本的特徴(その2) : 音高及び音価について

書誌事項

タイトル別名
  • Fundamental characteristics of Japanese popular songs (2) : Pitch and time duration
  • 日本の楽曲の基本的特徴-2-音高及び音価について
  • ニホン ノ ガッキョク ノ キホンテキ トクチョウ 2 オン コウ オヨビ オ

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抄録

譜面情報はその楽曲に含まれる音楽情報を能率よく写像したものである。本論文は、日本の楽曲2,777曲(音符数274,737)を対象とし、その譜面情報の中の音高及び音価の両者に着目して、その基本的な性質(音符の使用頻度、累積停留時間を考慮した音高、一曲中で使用される音高・音価の種類、音高種80%出現度、音価を基準とした曲の長さ、開始音価、終止音価、など)について検討した。その結果、平均的に曲は音高が10種、音価が7種程度で音符数としては100個、音価を基準とした長さは4分音符換算64個前後で構成されていることが判明した。また、8分音符の果たす役割が非常に大きいこと、など多くの性質を明らかにすることができた。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 51 (4), 271-281, 1995

    一般社団法人 日本音響学会

被引用文献 (9)*注記

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参考文献 (21)*注記

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