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- 関本 荘太郎
- 東京大学医学部音声言語医学研究施設
書誌事項
- タイトル別名
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- Perception of frequency expanded or compressed speech
- シュウハスウジク オ シンシュクシタ オンセイ ノ チカク
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抄録
周波数軸の伸縮に対する知覚的正規化の特性を明らかにすることを目的として、周波数軸を線形伸縮した合成音声を刺激として用い、知覚実験による検討を行った。その結果、母音に対しては、周波数伸縮率の広い範囲にわたり知覚的正規化が見られた。また、周波数軸の伸張の大きい場合、各母音はホルマント空間内で相対判断され易いことが分かった。また有声破裂音/ba/は、周波数軸の圧縮により/wa/と聞かれることのあることが分かった。更に、無声摩擦子音では、先行ノイズ部の中心周波数に基づき絶対判断され、周波数軸の伸縮に対する正規化が見られないが、無声破裂子音では、相対判断され、正規化の見られることが分かった。
収録刊行物
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- 日本音響学会誌
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日本音響学会誌 47 (7), 451-458, 1991
一般社団法人 日本音響学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206567517824
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- NII論文ID
- 110003110253
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- NII書誌ID
- AN00186234
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- ISSN
- 24322040
- 03694232
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- NDL書誌ID
- 3726744
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可